熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
1.暑さを避けましょう
2.こまめに水分補給しましょう
3.日頃から健康管理しましょう
4.暑さに備えた体づくりをしましょう
※特に、熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害のある方々は、より注意する必要がありますので、周囲の人が積極的な声かけを行いましょう!
令和6年度から熱中症警戒情報(熱中症警戒アラート)に加え、より深刻な健康被害が発生し得る場合に備え、一段上の熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)が創設されました。
「暑さ指数(WBGT)」を用いて、危険な暑さが予想される場合に、熱中症への警戒を呼びかけるために環境省から発表されます。
<キーメッセージ>
具体的には、全ての方が自ら涼しい環境で過ごすとともに、高齢者、乳幼児等の熱中症にかかりやすい方の周りの方は、熱中症にかかりやすい方が室内等のエアコン等により涼しい環境で過ごせているか確認してください。
また、校長や経営者、イベント主催者等の管理者は、全ての人が熱中症対策を徹底できているか確認し、徹底できていない場合は、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更(リモートワークへの変更を含む。)等を判断してください。
<発表の基準>
県内全ての地点における、翌日の日最高「暑さ指数(WBGT)」 が35(予測値)に達する場合等に発表されます。
<キーメッセージ>
熱中症警戒アラートが発表された地域において、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがあるので、他人事と考えず、暑さから、自分の身を守りましょう!!
まずは、室内等のエアコン等により涼しい環境にて過ごしましょう。
その上で、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしましょう。
高齢者、乳幼児等の方は熱中症にかかりやすいので特に注意し、周囲の方も声かけをしましょう。
皆で、身近な場所での暑さ指数(WBGT)を確認し、涼しい環境以外では、運動等を中止しましょう(皆で熱中症対策を積極的に取りやすい環境づくりをしましょう。)!!
<発表の基準>
いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高「暑さ指数(WBGT)」が33(予測値)に達する場合に発表されます。
希望する地域の「暑さ指数(WBGT)」や熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラート発表時に情報を受け取ることができます。
登録して、熱中症に備えましょう!!
暑い環境の中での体調不良は、すべて熱中症の可能性があります。
熱中症の軽い症状の一つが「立ちくらみ」です。また「筋肉のこむら返り」も現れたりします。中等度の症状は、全身がだるくなったり、力が入らなかったり、頭痛、吐き気、嘔吐、下痢などもみられます。重度になると、体温が高くても汗がでなかったり、意識障害が現れます。
救急車を呼んだり、病院等へ行く判断のポイントは
・意識がしっかりしているか
・水を自分で飲めるか
・症状が改善したか
熱中症の症状があったら、涼しい場所に移動して、すぐに体を冷やしましょう。
自分で水分・塩分が摂れない、意識がおかしい、応急処置をしても症状の改善が見られないときは、すぐに病院へ搬送しましょう。